今まで挽き割りしたりんごの木の板をさらに細かくお箸になるように製材しました。
良いお箸が出来ますように!!
漆は染料や顔料を使わない場合、茶色になります。
国産の漆器では赤や黒のものが多かったりしますが、これは漆に顔料を混ぜて色をつけたものです。
あとは漆を塗る前に染料で色付けをするやり方もあると思いますが、この場合はさまざまな色が使えると思います。
自分は顔料や染料を使うのはめんどくさいし、色を使った場合の安全性というのがよくわからないので、生漆をそのまま塗っています。色をつける・・・・お赤飯に使う食紅ですら安全性にははてなマークがつくくらいなので、染料や顔料というのはどうなんでしょうね。食器でなければ別に問題は無いと思いますが、漆を使うのはたいてい食器だったりしますので・・・
赤い漆器には以前は硫化水銀が使われたそうです。が、近年安全性に問題があるとされて今では使われなくなった。自分が知っているのはこれくらいのことです。硫化水銀を使わなくなって今は何を使っているのか??ということもまだ知らなかったりします。
自分の中では最初から生漆しか使うつもりがなかったので、色のことを勉強する必要も感じていなかったのですよね。なるべく自然がいいと思います。
顔料を使うと木目が見えなくなってしまうので。素材がどんなものかもわからなくなります。
ウチのりんごの木のはんこも父親が作っていたときは木を黒く染めていましたが、自分の代になってからは不自然なことをしたくないという考えから、染めるのをやめてしまいました。